豊田市博物館

自然標本あつめるプロジェクト

3年間の活動を通して、昆虫チームでは約1000種類の昆虫標本、岩石チームでは市内約200地点の岩石標本を採集しました。これらの成果は、展示室の中で市域の自然を伝える展示となりました。

各チームの成果

昆虫チーム

昆虫チームでは、昆虫採集歴40年を超えるベテランから、初めて標本づくりに挑戦する小学生まで46名が一緒になり、「豊田市の昆虫コレクション」の完成と博物館での展示を目指して活動を行ってきました。採集活動、標本製作、標本の整理・登録作業など、展示に向けた作業は全てメンバー自身で行い、博物館の開館までに準備を進めてきました。3年間の活動の中では、これまで愛知県で発見されていなかった種や市内では報告の少ない希少種など、新たな発見もたくさんありました。展示された標本を見て「さがしてみたい!」「つかまえてみたい!」と思ったら、みなさんもぜひ身近なフィールドに足を運んでみてください!

岩石チーム

岩石チームでは、「豊田市岩石マップ」の完成を目指して27人のメンバーで活動を行ってきました。地学を専門とする方から愛石家、学生まで、豊田市の地質に興味のあるメンバーが参加しています。地質図の情報をもとに、目的の岩石が存在する場所を予想して採集に行ったり、集めた岩石を調べて展示用に加工するなどの作業を行い、展示に向けた準備を進めてきました。その土地を構成する岩石は、地形や地質、さらには産業や災害などの地域の特性と大きく関わっています。岩石マップをご覧になり、豊田市がどんな岩石で成り立っているまちなのか、ぜひ確かめてみてください。