とよたストーリー

くらしを支えるとよたの地下資源

まちづくりを支えるとよたの砂利

市域の地下には、藤岡地区、猿投地区といった豊田市北部を中心に、湖や川の流れによって、れきや砂が厚く堆積した地層が広がります。瀬戸層群とよばれるこれらの地層のうち、特に藤岡層(620~500万年前)とよばれる部分には、チャートを主体とするれき(砂利)が多量に含まれています。チャートは、大昔の生物の殻などが海底に堆積して固まった堆積岩の一種で、非常に硬くコンクリートの強度を出すための骨材として非常に優れています。

また、川の流れにより角が取れ丸みを帯びたこれらのれき(砂利)は、生コンクリートの流動性の確保にも大きな役割を果たしています。 豊田市から瀬戸市にかけての一帯はこのチャートのれき(砂利)の産地として知られており、市域で採掘されたれき(砂利)は愛知県内を中心に様々なまちづくりの場面で使われています。