とよたストーリー
くらしを支えるとよたの地下資源
とよたの花崗岩と石材産業
みかげ石という呼び名で知られる花崗岩は、マグマが地下深くでゆっくりと冷え固まった深成岩の一種です。市域の多くを花崗岩が占める豊田市は、良質な石材の産地として知られ、かつては市域に数多くの石切り場(採掘場)が存在しました。
市域でみられる主な花崗岩には、猿投~足助地区、小原地区などに広がる伊奈川花崗岩(8200万年前頃生成)と稲武地区、下山地区などに広がる武節花崗岩(7700万年前頃生成)があります。このうち武節花崗岩は、採掘地によって花沢石、岡崎みかげとも呼ばれ、岩石を構成する鉱物の結晶が細かく強度もあることから細かな細工に適しています。
墓石、石碑、石垣まで、とよたで採掘された花崗岩は身近な場所でどっしりと私たちの暮らしを支えています。