とよた記憶トラベル
古代・中世
古代・中世の窯業と商業
5世紀には、朝鮮半島から日本列島に須恵器を製作する技術が伝わり、豊田市域でも6世紀中ごろには須恵器が生産されていました。
豊田市西部から名古屋市東部にかけて広がっていた「猿投窯」には、1,000基を超える窯があり、須恵器や9世紀前半からは灰釉陶器が焼かれました。
中世の窯業生産は、11世紀末ごろには山茶碗へ変わり、15世紀ごろまで続けられました。
これらの生産物は、中世に浸透した貨幣経済を背景に、発達してきた市場でも取引されたと考えられます。