とよた記憶トラベル

古代・中世

荘園と武士の台頭

8世紀半ばになると、開墾した土地の私有化が認められるようになりました。各地の有力者は、開墾した土地を天皇家や寺社に寄進して荘園として認められることで、土地の経営と支配の権利を得ていきました。
平安時代末期の豊田市域には高橋荘、足助荘、重原荘といった荘園がありました。鎌倉時代に起きた幕府と朝廷の戦いである承久の乱の後に高橋荘を任されたのは、幕府の有力御家人・中条家長でした。中条氏は織田信長に追われるまで、この地を支配し、衣城(金谷城)を本拠地にしていました。

荘園と武士の台頭

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