とよたストーリー
猿投山は、
はげ山だった?!
はげ山とは、その表面をおおっていた植生と土壌がなくなり、基盤岩が露出した状態になった山のことをいいます。映像に写る山々の白い部分です。今の緑豊かな猿投山やその周辺の山々からは想像できないような風景が広がっていました。
豊田市のなかで、瀬戸物の産地と隣接する地域では、割木作りが一つの生業でした。割木は陶磁器などの窯の燃料として重要なだけでなく、一般家庭のクド(カマド)や風呂に使う、生活に欠かせない燃料でした。そのため、人口の急増や産業の近代化にともない「森林資源の使い過ぎ」がおこりました。
森林が劣化・荒廃した「はげ山」の風景は、昭和のはじめ頃までは各地で普通に見られる森林のカタチだったのです。そしてこの山は、大雨のたびに山崩れや洪水などの自然災害を発生させました。