とよたストーリー

豊田市のツキノワグマの今

愛知県のツキノワグマは中央・南アルプス個体群に属し、主に岐阜県、長野県、静岡県から分布を拡大してきたと考えられています。
豊田市では、昭和の初期から長い間ツキノワグマの記録はほとんどなく、市域には生息していないと考えられてきました。実際、1996年頃の旧稲武町の資料をみると、「ツキノワグマは極めてまれに出没することがあるが、基本的には当町には生息しない」という記載がみられます。
ところが、2000年初頭から目撃情報が徐々に増加し、2010年や2019年には大量出没も発生しています。
現在では、山村地域を中心に、一年を通じて目撃や痕跡の情報が寄せられており、個体数は少ないものの、市内では広くツキノワグマが生息していると考えられます。

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