とよたストーリー

ツキノワグマってどんな動物?

ツキノワグマは、アジア大陸に広く生息する森林性の哺乳類です。このうち日本に生息する個体群はニホンツキノワグマと呼ばれ、日本列島と大陸が地続きだった約40~60万年前に日本列島に渡ってきたものが定着したと考えられています。
最大で頭胴長150cm、体重100kg以上に成長し、胸元に白いツキノワ模様があります。草木や木の実、昆虫等を主食にする、植物質に偏った雑食性の動物です。
国際希少野生動植物種に指定されており、九州の個体群はすでに絶滅、四国の個体群は現在も減少していると考えられています。一方本州では、2003年~2018年の間に分布域が1.4倍に拡大し、多くの地域で生息数は増加または安定していると試算されています。
ツキノワグマの出没には、エサ資源の増減など森林環境との関係がよく話題になりますが、個体数や生息域そのものが拡大していることも大きく関係していると考えられています。

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