とよたストーリー

岸田吟香 ―日本で初めてがいっぱい!―

吟香、辞書をつくる

江戸で暮らしていた吟香は脱藩後、左官の助手、八百屋の荷担ぎ、湯屋の三助(銭湯の風呂を沸かしたり客の背中を流したりする者)、妓楼の主人、茶飯屋の亭主など、30歳までに士農工商すべての階層を経験しました。

そのように過ごすなか、眼病を患った吟香は、横浜で施療所を開きながら和英辞書の編さんを行っていたアメリカ人・ヘボンを訪ねます。ヘボンの目薬によって回復した吟香は、辞書編さんを手伝うことになり、日本初の本格的な和英辞書『和英語林集成』が誕生しました。

吟香、辞書をつくる

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