とよたモノ語り
矢作川河床埋没林 ムクノキ
矢作川の川底には、縄文時代晩期に生育していたムクノキやクリ、ケヤキなどの木々が埋もれている。2005-2007(平成17-19)年に行われた調査では、倒木・立ち株が57個体確認され、縄文時代の平野に豊かな森林が存在していたことがわかった。
ムクノキが博物館に展示されるまで
湿度や温度などの環境変化による剥離や劣化を防ぐため、ムクノキの表面に樹脂を塗布して固める保存処理を行いました。
①保存処理前のムクノキ
②保存処理を行う前に、豊田森林組合に依頼して、幹の上部をカットしました。年輪がよく見えるようになりました。
③公益財団法人 滋賀県文化財保護協会で保存処理を行いました。写真は搬入時の様子です。