とよたたんきゅうラボ

シーン(ベースに刻まれた昔から今までの人々の営みと記憶)

農閑期の副業 和紙づくり

1836(天保7)年に成立した『参河志』という本の中では、市域の有名な産物として松平漬松茸、松平漬蕨、挙母綿と並んで足助紙漉きが挙げられています。江戸時代から近現代にかけて、農閑期の副業として小規模ながら紙漉きが行われてきました。主に生産されていたのは、楮を原料とする森下紙と呼ばれる丈夫な紙で、番傘や障子紙として利用されました。現在の小原地区では、紙漉きの技術を芸術の域まで高めた小原工芸和紙が知られています。

農閑期の副業 和紙づくり

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