とよたたんきゅうラボ

シーン(ベースに刻まれた昔から今までの人々の営みと記憶)

百年先の森づくり 古橋暉皃の植樹

稲橋村の古橋暉皃は、天保の飢饉を経て、常に飢饉に備えた食料等の蓄え「備荒貯蓄」をし、村内外にもこれを説きました。飢饉への備蓄手段として、1835(天保6)年から始めたのが植林でした。杉苗を購入して、村民が各戸40本を育て、はじめは大井平にのちに井山等の共有林へ植樹を行いました。この取り組みはのちに「百年計画の植樹法」(百年間は植林地を増やしていき、百年経った木から伐採していく植樹法)になりました。暉皃らがはじめに植えた杉の大木は、大井平公園で見ることができます。

百年先の森づくり 古橋暉皃の植樹

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